交感神経の緊張が続くと食欲を出す指令が行かない。
うつ病と食欲についてですが、これはダイレクトに関係するうつの
症状といえます。
これは食欲を司る脳の部分である視床下部がうつ病になると上手く
機能しなくなり、身体を保<つための栄養補給の信号を送ることが
出来ず空腹感を感じる事が出来なくなります。
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これにより、体重の減少というのもうつ病の症状の一つとして考え
ても良いかも知れませんし、とくに動物系の食品などは特に受け付
けなくる傾向があり、植物系の野菜サラダや酸っぱいドレッシング
ならば何とか食べる事が出来るという状態になることもあります。
また、ひどい状態では何を食べようとしても砂を噛むような感じに
なりとても喉を通せるものではなくなります。
この食欲が出ないという症状は本能を司る視床下部の機能不全により
性欲や睡眠欲などと同じようにうつ病に表れる顕著な症状と言えます。
こうではなくとも過剰なストレスを受けたりした場合は、大脳辺緑系
の間脳にある、この食欲中枢の自律神経である交感神経が緊張しっぱ
なしになり食欲の信号がオンにならずまったく食欲が出ないという事
も経験した事がある人も結構多いと推測出来<ます。
いずれにしろ、まったく食事が摂れない状態ではうつ状態の回復にも
悪影響があるので坑うつ薬の使用かあるいは栄養剤の点滴の処置も考
えられる処方の範囲に入ります。
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坑うつ剤も人により効きが良いものと悪いものがあるので、専門医に
率直な質問と意見を言える環境が必要になることは言うまでもありま
せん。
また患者の症状の訴えに注意深く耳を傾ける姿勢のある医師は信頼出
きると言っても良いでしょう。
患者と医師の信頼関係
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